この度、映画『ザ・メニュー』本国公開が目前に迫った現地時間11月15日(火)にニューヨークプレミアが実施され、アニャ・テイラー=ジョイ、ニコラス・ホルト、レイフ・ファインズその他豪華キャスト・スタッフ陣が勢揃いしました。会場には豪華キャスト陣の登場を一目見ようと大勢のマスコミが駆けつけ大盛り上がり!
シックなスーツ姿で登場したファインズは「私はとある島で高級レストランを営むシェフ・スローヴィックを演じています。彼は素晴らしい料理体験をするために大金を払う超富裕層の顧客を抱えており、料理は高い芸術の形をとらなければなりませんでした。私はこの作品にシンパシーを感じていましたし、彼の考えの純粋さがなんとなく好きだったんです。」と自身の役柄についてコメント。
ディオールの高級感あふれる黒のドレスで登場したテイラー=ジョイは「台本にないシーンが少しありますが、その箇所はマーク(・マイロッド)監督とニコラスが親切にも私の好きなように演じさせてくれたので、とても感謝しています。」と撮影を振り返りました。また、風刺と笑いが散りばめられている本作について「私にとって風刺というのは、自分が演じるキャラクターが何かに真剣に取り組んでおり、失うものが多ければ多いほど、面白く感じるものです。一方で、怖い作品というのはずっと怖いだけでは逆に恐怖に鈍くなってしまうので、適度なトーンの変化が必要ですよね。だからこそ、怖さと・笑いというジャンルは相性が良く、面白いのだと思います。」とコメント。さらに高級レストランが舞台の本作にちなんだ“あなたは高級料理派?テイクアウト派?”という質問に対して「私は確実にテイクアウト派ですが、この映画を通してファイン・ダイニング(高級料理)についてより多くのことを学びましたし、提供される料理を生み出すシェフ達の偉大さを改めて理解することもできました。」と真摯に受け答えをしていました。
テイラー=ジョイと同じくディオールの爽やかなベージュのロングコートで登場したホルトは「この映画の感想は、観た人によって異なると思います。(レストランに)招待されたゲストの恥じるべき秘密がシェフによって次々と暴かれていったり、プロとして芸術的・創造的に過小評価されることの辛さなど、共感できるポイントはさまざまですよね。」また、「私自身、風刺映画、ダークコメディは好きなのですが、演技をするという観点では、真実や本当の姿をあえて演じていないことが多いです。登場人物の滑稽さゆえに、それらが風刺や笑いになったり、瞬間的に恐ろしくなったりするのがこのジャンルの特徴だと思います。」と自身の演技に対しての姿勢について明かしました。
いよいよ公開を迎えた本作。豪華キャストの演技合戦、風刺と笑いが散りばめられ、一筋縄ではいかないストーリーと極上のサスペンスをぜひご堪能ください!