今回解禁されたのは、アンドリュー・ヘイ監督はもちろん、アンドリュー・スコット、ポール・メスカル、ジェイミー・ベル、クレア・フォイらキャストたちが物語をガイドする豪華特別映像。
本作の監督・脚本を手掛けたアンドリュー・ヘイは、映像内で「自分の世界に閉じこもり建設的な生き方をやめた男だ。」と主人公・アダムを紹介することから始めます。映像では、少しずつ明かされていく物語と共に、12歳で両親を亡くして以来、喪失感を埋められずに孤独を抱えているアダムの姿や、互いの寂しさを感じ取り、少しずつ惹かれあっていくアダムとハリーの様子、そして、亡くなった当時のままの姿で現れた両親との再会に戸惑いながらも、彼らの前では子供のような笑顔を見せるアダムの姿などが次々と紡がれていきます。
少しずつ物語を紐解いていく監督、キャストらの姿が映し出されていく中で、「誰もが思うだろう。過去に戻って両親との関係を見直したいと。」と明かすのはヘイ監督。もし、あの時に戻れたら?もし、こんな事が話せたら?もし、過去に戻ってやり直せるとしたら?そんな、誰もが一度は考えたことのある切なくも苦しい想いが感じ取れ、大人になったアダムだけではなく、30年前の姿、価値観のままで再会した両親にも、多くの葛藤と後悔があった様子に魂が揺さぶられます。
主人公のアダムを演じたアンドリュー・スコットは、本作について「心揺さぶる物語だ。演じていてもその悲しさと美しさに打たれる。」と明かしおり、山田太一氏の傑作小説が、アンドリュー・ヘイ監督の手によって見事に現代に蘇った奇跡の最映画化を称賛しています。時代を超えて多くの人々の心に残り続ける新たな傑作、映画『異人たち』は4/19(金)より公開予定。ぜひご注目ください!
◆映画『異人たち』公開とともに、山田太一氏の追悼企画を実施中!
神保町シアターでは3/23(土)~4/19(土)までの間、追悼企画<映画で辿る――山田太一と木下惠介>を実施予定。日本を代表する名脚本家・作家である山田太一氏の軌跡を辿り、アンドリュー・ヘイ監督が現代に蘇らせた映画『異人たち』をぜひご堪能ください!