現地時間5月17日(金)夜、第77回カンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映が行われた『憐れみの3章』。ランティモス監督のカンヌへの帰還には、ゴージャスなドレスをまとったエマ・ストーンをはじめとして、ジェシー・プレモンス、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリー、ホン・チャウ、ジョー・アルウィン、ママドゥ・アティエ、ハンター・シェイファーら監督を囲んで豪華スターキャストも勢ぞろい。世界中の注目が集まるなかレッドカーペットを華やかに飾りました。
『憐れみの3章』は、監督・脚本を務めるランティモス監督にとって権威あるカンヌ国際映画祭の4度目の出品作。過去3回ではすべて主要賞を受賞しており(2009年カンヌデビューとなった『籠の中の乙女』で第62回カンヌ国際映画祭“ある視点”部門ある視点賞受賞、2015年『ロブスター』がコンペティション部門審査員賞を受賞、2017年『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』は、コンペティション部門脚本賞を受賞)前作『哀れなるものたち』の世界的大ヒットに続く最新作への期待、さらに今回の受賞にも期待が高まるなかのワールドプレミアとあって、興奮がさめやらぬ会場では、6分ものスタンディングオベーションが続き、監督をはじめとした参加者たちにとって鳴り響く拍手と喝采に包まれた感動の一夜となりました。
ヨルゴス・ランティモス監督のもとに再集結したのは、前作『哀れなるものたち』で壮麗で芸術的な唯一無二の世界を共に作り上げた、エマ・ストーン、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリー。
賞レースでは『哀れなるものたち』とも熱戦を繰り広げた『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(23)や、その年の数々の賞を席巻した『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(21)などの話題作に出演が続くジェシー・プレモンス、『ザ・ホエール』(23)でアカデミー賞🄬助演女優賞にノミネートされたホン・チャウ、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(22)や『マイ・エレメント』(23※声の出演)など多数の大作で活躍するママドゥ・アティエ、さらに「ユーフォリア/EUPHORIA」(19)、『ハンガー・ゲーム0』(23)で注目を浴びる新鋭ハンター・シェイファーといった、折り紙つきの実力者が勢ぞろいし、共同脚本には『籠の中の乙女』(09)、『ロブスター』(15)、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(17)のエフティミス・フィリップとの最強タッグが復活。ランティモス監督ならではの予想不可能で圧倒的な余韻を残す、独創的世界を描き出しました。
いち早く本作を鑑賞した批評家らは、「『憐れみの3章』は大胆不敵な選択を厭わない監督の、注目せずにはいられない最新作だ」(The Playlist)、「ランティモスとフィリップ(脚本)は、気まぐれな神々が人間の無防備な運命を操るように、主人公たちを翻弄する」(ファイナンシャル・タイムズ紙)、「この映画が仕掛けた心理ゲームの中で、選び抜かれた俳優の演技の幅が歓びをもたらす」(デイリー・テレグラフ紙)、「じっくり観れば観るほど、パズルのピースがはまり始め、共通のテーマが浮かび上がってくる」(ハリウッド・レポーター誌)と、これまでにない斬新な傑作の誕生への興奮の映評を連呼。
『女王陛下のお気に入り』、『哀れなるものたち』と未知の衝撃と映画体験を送り続ける、ヨルゴス・ランティモス監督。映画界最強コンビのエマ・ストーンと超豪華キャストとともに最新作『憐れみの3章』でもカンヌ無敗の伝説を更新するか!?引き続きご注目ください!