いよいよ2月28日(金)に日本公開が目前となった『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』。映画の枠を超えた奇跡のパフォーマンス誕生の舞台裏を語る「ライク・ア・ローリング・ストーン」の8回目のテイクシーンから始まる特別映像が解禁しました!
本作の脚本・監督・製作を務めたジェームズ・マンゴールドは、「ボブ・ディランの物語は、アーティストの宿命と生きざまを描く。特に重要なのは、俳優と作る演奏シーンだ。」と語り、ティモシーと共に歩んだ5年間を振り返ります。ボブ・ディランを演じた主演のティモシー・シャラメは、「生の歌と演奏にこだわった。できるなら加工は避けたい。挑戦してよかった。」と明かし、映像ではマンゴールド監督とシーンについて語り合う姿や、何度も繰り返された演奏シーンが映し出されます。製作のフレッド・バーガーは、ティモシーが「40曲も歌った。ギターもハーモニカもすべて生だ。何テイクもね。」と、その圧倒的な挑戦を明かし、シルヴィ役のエル・ファニングも、「鳥肌ものよ。彼がいかに情熱と努力を注いでリアルを追究したか分かる。」とその熱意を称賛しました。

本作には、伝説のアーティスト、ジョニー・キャッシュも登場。彼を演じたボイド・ホルブルックは、「彼の曲を歌うのは至難の業だ。大変だったね」と振り返ります。また、助演女優賞にノミネートされたジョーン・バエズ役のモニカ・バルバロは、「歌はシャワー中に歌う程度だった」にも関わらず、「音楽に取り組んだことで彼女の人格や時代背景を深く理解できた」と語り、歌が役作りに置いて重要な要素だったことを明かしました。さらに、助演男優賞にノミネートされたエドワード・ノートンは、「生の演者と観客のやり取りから生まれる、活力と化学反応は一味違う」と、音楽の持つ力を強調。プロダクションサウンドミキサーのトッド・メイトランドも、「マイクも楽器もすべて当時と同じものだ。この映画は完全にライブだ。イヤモニなどの装置もない」と、徹底したこだわりを明かしました。


出演したキャスト・スタッフたちを代表し、ティモシーは、「俳優全員が、実在の人物を心から大切に演じてた」とコメント。最後に監督のジェームズ・マンゴールドは、「ありのままの、本物の音楽映画だ。全員がハマり役だよ」と、キャストを称賛しつつ自信を滲ませました。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』などの大ヒットメーカーかつ、『フォードvsフェラーリ』『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』などの名作を送り出してきた名匠ジェームズ・マンゴールド監督が、20世紀最大のカリスマ、ボブ・ディランの栄光と苦悩が折り重なる“伝説の原点”をスクリーンに刻み込んだ本作。

ボブ・ディラン本人も本作の製作に協力し、シャラメがプロデューサーとしても参加する全世界待望の映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は2月28日(金)より全国公開です。ぜひスクリーンでお楽しみください!