ただいま全国上映中の『リアル・ペイン~心の旅~』がこの度の第97回アカデミー賞®におきまして、助演男優賞(キーラン・カルキン)を受賞しました!
本作で監督、脚本、製作を務め、さらに主人公デヴィッドを演じるのは、『ソーシャル・ネットワーク』で俳優としてブレイク、『僕らの世界が交わるまで』で監督デビューを果たし、世界から高評価を受けたジェシー・アイゼンバーグ。前作に引き続きエマ・ストーンがプロデューサーとして名を連ねる中、W主演としてデヴィッドの従兄弟であるベンジー役を「メディア王~華麗なる一族~」で2024年のゴールデングローブ賞®、エミー賞をW受賞したキーラン・カルキンが演じており、その神がかり的演技に世界中から絶賛の声が集まりました。
第82回ゴールデングローブ賞®では、作品賞(ミュージカル/コメディ部門)、脚本賞(ジェシー・アイゼンバーグ)、主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門:ジェシー・アイゼンバーグ)、助演男優賞(キーラン・カルキン)の合計4部門でノミネートされ、キーラン・カルキンが映画部門 助演男優賞を受賞。2年連続のゴールデングローブ賞®受賞の快挙を遂げました。キーラン・カルキンはその後も、全米映画批評家協会賞、ブロードキャスト映画批評家協会賞、英国アカデミー賞、インディペンデント・スピリット賞、そしてアメリカ俳優組合賞受賞など、今期の賞レースで圧倒的な独走をみせ、この度の盤石のオスカー受賞につながりました。
誰とでも打ち解けることができるチャーミングさもありながら、素直で自由すぎる部分もあるクセ強なキャラクターをもつベンジーは、カルキンにとって史上最高の演技に到達したハマり役となりました。
また、ノミネート時に「私の脚本がこんなにも大きな評価を受けたことに、信じられない思いと深い感謝の気持ちでいっぱいです」と語ったジェシー・アイゼンバーグは、随所にユーモアを交えながらもそれぞれの痛みを抱えながら“心の旅”を続ける人々をポーランドの風景とともに繊細に描き、その感動が世界に広がりました。アイゼンバーグ自身、本作の製作を経て「この作品では珍しく全部を脚本どおり実現できた。まるでこの映画を作るのが運命だったかのようだ。」と明かしており、今回のキーラン・カルキンのオスカー受賞で、アイゼンバーグ自身にとっても特別な作品になったと言えるでしょう。