2月27日(金)の日本公開を前に『レンタル・ファミリー』の【ヒット祈願・来日記者会見】が2月4日(水)に開催されました!オール日本ロケで行われた撮影以来、約2年ぶりの来日となった主演のブレンダン・フレイザーをはじめ、HIKARI監督、平岳大、山本真理、ゴーマン シャノン 眞陽、柄本明が集結し、日本の観客に向けた感謝や、作品に込めた想いを語るトークが繰り広げられ、会場を盛り上げました。


拝殿での祈祷を終え、晴れやかな表情で登壇した一同。会見場に現れると、まず、約2年ぶりの来日となった主人公フィリップ役のブレンダン・フレイザーは、「日本のトップのフィルムメーカー、俳優さんが集まって作った作品なので、その一部になれてうれしいです」と挨拶。続けて、「実は、25年前に来日した際に、ひそかに日本で映画に出たいという夢を持っていました。そういった意味でも、この作品に出合えたことをうれしく思っています」と、長年の夢が叶ったことへの感慨を明かしました。

続いて、HIKARI監督は、赤城神社でのヒット祈願について「願い事はいつもたくさんあるのですが、今日、(映画のロケ地となった)神楽坂に来て、当時の撮影を思い出して、思わずウルッときてしまいました」と、思い出の地でのファミリー再会に感動した様子。続けて、「本作は一人で寂しいと思っている人、行き詰っている人の背中を押したいと思って作ったので、この映画を世界中の人たちに観てほしいという願いを込めて祈祷しました」と、作品に込めた熱い想いを語りました。また、久しぶりの日本で映画のヒット祈願を行ったブレンダンは、「互いを称え、リスペクトするという空気感があり、なかなか神社の中を見ることはできないので、感無量でした」と厳かな儀式を振り返りました。さらに「この物語はフィリップが自己発見をしていく物語なのですが、旅の中で彼が度々神社を訪れるシーンがあります。神社に入るたびに、彼は本来の自分に気づいていく……そういう物語でもあるので、今回のヒット祈願は本当に特別な体験になりました」と、役柄と重ね合わせながら感慨深げに語りました。

「レンタルファミリー社」の社長・多田役の平岳大は、日本での撮影を振り返り、「この5、6年、海外で仕事をしようと決めて活動していたのですが、やっぱり日本に帰ってくると安心するというか……『テンション爆上がり』です(笑)。海外に出たからこそわかる良さを再認識しています」と、凱旋帰国の喜びを噛み締めました。「レンタルファミリー社」で働くフィリップの頼れる先輩・愛子役の山本真理は、本作の題材のひとつである「レンタルファミリー」という仕事について、「アメリカを拠点に活動していて、『日本人ってやさしいよね』と色々な人に言われますし、私も日本に帰ってくるたびに感じています。でも裏を返せば、人のことを考えすぎて苦しくなってしまうこともある。自分のことだけを考えてもいい時間を、誰かの肩を借りて感じることができるのがレンタルファミリーのサービスなのかなと思います」と、自身の考えを述べました。


本作がハリウッドデビューとなり、フィリップが代理の父として接する少女・美亜を演じたゴーマン シャノン 眞陽は、HIKARI監督について「太陽みたいでした!まぶしくてみんなをニコニコさせてくれる。現場でも『シャノーン!』と寄ってきてくれて、2人でじゃれあっていました」と無邪気にコメント。ブレンダンとの共演についても「夢みたい!言葉にできないです!優しくて、本当に親戚の叔父さんみたい。(ブレンダンが)帰っちゃうのが寂しいです」と名残惜しさをにじませながら、フレッシュな笑顔をみせました。

物語の中でも重要な登場人物として描かれるベテラン俳優・喜久雄役の柄本明は、ブレンダンとの共演について「ブレンダンさんは大きい方です。クジラほど大きくはないですが(笑)」とブレンダンが出演した前作『ザ・ホエール』にかけて冗談めかしつつ、「ブレンダンさんの大きな優しさがそのままフィリップに移動して演じているという感じで、一緒にお仕事ができて非常に感動しました」と称賛しました。 これに対しブレンダンも「柄本さんと同じ気持ちでいます。私も日本語をしゃべるシーンがありますが、私の日本語と柄本さんの英語を比べないでください。柄本さんの英語は本当に素晴らしいので!」とリスペクトを返しました。 さらに柄本は、「そうなんですよ!僕は英語を喋れないし、ブレンダンさんは日本語を喋れない。そういう意味ではブレンダンさんと共闘できたと思います」と振り返り、さらに、「撮影時は具体的な相談をしたことはなかったんですが、ブレンダンの顔を見ると自然にお芝居が出てくるんです」と、言葉の壁を超えた名優同士ならではの絆を明かしました。

続く質疑応答では、本作での演技が高く評価され、第31回クリティクス・チョイス・アワードの若手俳優賞にノミネートされたシャノンへ質問が飛びました。 初めての授賞式体験について聞かれたシャノンは、「信じられなかったです! HIKARI監督も応援に来てくれたんですけど、有名な人がいっぱいいて、『あの人もあの人もいる!!』と感動しました」と興奮冷めやらぬ様子。「同じ年頃の人もいたので、『これから一緒に映画に出れたらいいね、支えあっていこうね』と話していました。本当に信じられなかったです。アリアナ・グランデとも一緒に写真を撮って、夢みたいでした」と、世界の大スターたちとの交流を目を輝かせながら振り返る一幕も。
会見の最後、HIKARI監督は、「本作を日本中の人に観ていただきたい。そして作品を観る中でピンときたことがあったらそれを感じ取って、だれかの顔を思い出したら、是非その人に電話してみてあげてください。人とのつながりというのは私たちにとって本当に大事なことだと思います」と本作に込めたメッセージを強調しました。
そして会見終了の直前、MCよりHIKARI監督が「第76回ベルリン国際映画祭」コンペティション部門の審査員に選出されたことに触れられると、会場からは大きな拍手が送られました。HIKARI監督は審査員の選出について、「ビックリしました! 私でいいんですかと思ったくらい!世界中から様々な作品が生まれている、そういった作品を尊敬する方々と一緒に審査員として参加できるのはとてもうれしいです! 日本代表として、頑張ってきます!」と力強く抱負を語り、ヒット祈願・来日記者会見は幕を閉じました。
