ヴェネチア国際映画祭で最長となる15分間のスタンディングオベーションで迎えられ、映画賞レースに忽然と現れた、ひとりの女性の衝撃の実話『アン・リー/はじまりの物語』。本作の公開が6月5日(金)に決定。合わせてポスタービジュアルと予告編がされました!

今回解禁されたポスターは、祈りを捧げるアン・リー(アマンダ・セイフライド)を中心に、歌と身体の動きにより神を礼拝するシェーカー信徒たちの姿をあわせ鏡のような構図で捉えています。アマンダの表情は恍惚と神への献身に溢れ、全身で信仰を表現。監督・脚本・プロデューサーのモナ・ファストヴォールドはそうしたシェーカーの信仰のあり方を「極めて肉体的で、解き放たれた献身のかたち」と語っていますが、それを象徴するポスターとなっています。
同時に解禁された予告編は、荘厳な歌と重厚感のあるショットから始まります。イギリス・マンチェスターからアメリカへーー敬虔な神への祈り、ユートピアへの願いの一方で、彼女にはさまざまな試練が立ちはだかります。人間の平等と神への信仰に生き、苦悩と歓喜と共に、数々の受難を乗り越えたーー実在した一人の女性の物語の圧倒的迫力をぜひ体感してください!
監督・モナ・ファストヴォールドよりコメント到着!
本作は、18世紀に実在した数少ない女性宗教指導者のひとり、アン・リーという比類なき〈真実の伝説〉の生涯を、新たに語り直す作品です。彼女と、後に「シェーカー」と呼ばれる信徒たちは、恍惚とした歌と身体の動きによって神を礼拝しました。震え、昂揚し、全身で信仰を表現する――それは極めて肉体的で、解き放たれた献身のかたちでした。
私は世俗的な家庭で育ちましたが、それでも、アン・リーの予言は――たとえ現実離れしているとしても――深く私の心を揺さぶりました。それは彼女の信仰を共有しているからではなく、正義や超越、そして共同体における恩寵を切望する、その切実な願いを、彼女の中に見出したからです。
自らの手でユートピアを築こうとした彼女の急進的な試みは、あらゆる芸術表現の核心にある創造衝動――世界を新たに形づくりたいという切迫した欲求――を物語ります。
とりわけ、明確なヴィジョンを持ち、人々を共通の理想へと導く彼女の力は、交響曲の作曲や、建築、そして映画製作にも通じる、創作に不可欠な共同性を想起させます。分野は違えど、すべての創作は同じ願いによって突き動かされています。恵みの瞬間を探し求めることによって。
私にとって、芸術とは常に「不可能なものを生み出そうとする営み」です。それが、私がアン・リーに惹かれる理由です。この映画は、彼女が夢見た理想郷――そして今は沈黙に包まれてしまったその夢――への賛辞として捧げるものです。
―モナ・ファストヴォールド(監督・脚本・プロデューサー)