18世紀という時代に自らをキリストの女性的化身と信じ、人間の平等とストイックな精神性を説いた指導者アン・リー。『アン・リー/はじまりの物語』は、性差別、人種差別の横行するイギリス・マンチェスターからたった8人の信徒と新大陸・アメリカへわたり、史上最大のユートピアを築こうとした彼女の生き様を残された文献から紐解く物語です。
体を震わせ(シェイク)、歌と共に神へ祈りを捧げる様から彼らは“シェーカー”と呼ばれました。禁欲、自給自足の共同生活に表れているように、非常にストイックな精神性を持っています。その信仰から生まれたシンプルモダンなライフスタイルは、信者が途絶え、ユートピア幻想が崩れ去ろうとも、その精神は、日本のみならず世界中で愛される“シェーカーボックス”に代表される木工品や家具といった形で私たちの生活の中で今も影響を与え続けています。
簡素で機能性に優れたシェーカー家具。デザイン、構造、製作方法などについて、数多の写真や図面と共に紹介され、歴史、デザインなどがわかる1冊
「シェーカー家具大全」(誠文堂新光社)

■America編
アメリカのシェーカーコミュニティー跡のビレッジやミュージアムで撮影。シェーカー教徒たちが暮らしていた建物、部屋、工房などを紹介しています。
■Shaker Furniture編
シェーカーのクラフツマンたちが100年以上前に製作した椅子やオーバルボックス、宇納家具工房で作られた家具などが登場します。
■Work編
共著者の宇納正幸の家具工房で撮影。シェーカーチェアやキャンドルスタンドなどの製作工程や道具類などを紹介しています。