11月3日(日)、第37回東京国際映画祭のサーチライト・ピクチャーズ設立30周年企画として、代表作6作品の内の1作『リトル・ミス・サンシャイン』の記念上映とトークショーが実施されました!ゲストにお招きしたのは、映画ライターのよしひろまさみちさん。『リトル・ミス・サンシャイン』とサーチライト・ピクチャーズへの想いを語っていただきました。
■『リトル・ミス・サンシャイン』について
よしひろさんは、2006年に公開された当時『リトル・ミス・サンシャイン』を観て、「これは時代が変わってきたな、変わっていくなと感じたのを覚えています。変わってきた社会を文化が受け止めて映画という媒体を通して広げていくというか…」とその想いを振り返り、改めて本作を観て「今観るべき作品だと思いました。」とサーチライト・ピクチャーズを象徴するような作品の魅力を熱弁。
さらに、本作でアカデミー賞(R)脚本賞を受賞した脚本誕生の裏側にはジブリ映画の影響があったということで「(脚本を手掛けた、のちに『トイ・ストーリー3』も手掛けることになる)脚本家マイケル・アーントは、何本も脚本を書いたものの全然うだつが上がらなくて…諦めようとしていた時に、たまたま『ホーホケキョ となりの山田くん』を観て、大きな感銘を受けたそうなんです。それを受けて、ここで諦めたらダメだ!と一念発起して書いたのがこの作品なんですよね。」とまさかのエピソードを披露しました。
■サーチライト・ピクチャーズについて
今年30周年を迎えるサーチライト・ピクチャーズに向け「おめでとうございます。」と祝福のコメントを贈りつつ、数あるサーチライト・ピクチャーズの作品の中でも、『異人たち』や『フル・モンティ』が特に心に残っていると明かし、よしひろさんだからこそのエピソード盛りだくさんとなったトークショーは大盛況の中、幕を閉じました。
サーチライト・ピクチャーズでは、ジェシー・アイゼンバーグとキーラン・カルキンがW主演を務める珠玉のロードムービー『リアル・ペイン~心の旅~』を2025年1月31日(金)に公開するほか、ティモシー・シャラメが若き日のボブ・ディランを全身全霊で演じた『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』を2月28日(金)に公開予定。設立30周年を迎え、ますます勢いが加速するサーチライト・ピクチャーズは、今後も映画ファンの期待を裏切らない唯一無二の鑑賞体験をお届けします。
また、本作を含むサーチライト・ピクチャーズ代表作6作品の期間限定劇場公開が決定!11月22日(金)から、全国の映画館で順次上映予定となっています。
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