11月3日(日)、第37回東京国際映画祭のサーチライト・ピクチャーズ設立30周年企画として、代表作6作品の内の1作『犬ヶ島』の記念上映とトークショーが実施されました!ゲストにお招きしたのは、TikTokerのしんのすけさん。『犬ヶ島』とサーチライト・ピクチャーズへの想いを語っていただきました。
■『犬ヶ島』について
この日がハロウィンということもあり、『犬ヶ島』の監督であるウェス・アンダーソンに似せたスーツスタイルで登場したしんのすけさん。久しぶりに観直した同作について「字幕だけはなく、カタカナや平仮名などの文字がとんでもなく画面上に敷き詰められるけど、日本人だから一瞬惑わされながらも意味を受け取れるのが面白い」と日本が舞台となる本作ならではの魅力を振り返りつつ、ファンを魅了する独特のクリエイティブについては「『犬ヶ島』以前と以降をすごく大きく感じていました。ストップモーションなのに絵の洪水で、本作以降の『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』や『アステロイド・シティ』の画面展開の走りのようですよね」と制作に丸4年かけたという、本作の驚異的な作り込みについて分析。
さらにウェス作品の魅力について聞かれると「世界観のコントロール」だと明かし、「コメディだと思っていたら急に犬の耳がちぎれたり、突然バイオレンスが挟まる。没入させきったところで裏切られたり、絶妙にコントロールされているのが他の監督にはない気持ち良さ」「あまりに精密すぎて“狂気”すら感じる寿司を握るシーンでも、監督がカメラの後ろで笑っているんじゃないかと想像をして、僕らはそこも楽しませてもらっているんだろうと思います」とウェス好きを公言するしんのすけさんならではの楽しみ方を熱く語りました。
■サーチライト・ピクチャーズについて
設立30周年を迎えたサーチライト・ピクチャーズのお気に入り作品を聞かれると「いっぱいあるんですが『ジョジョ・ラビット』です。生涯ベスト10に入りますし、あれを観て人生が変わりました」と東京国際映画祭内で行った記念上映でも人気を博したサーチライト作品について触れ、トークショーを締めくくりました。
サーチライト・ピクチャーズでは、ジェシー・アイゼンバーグとキーラン・カルキンがW主演を務める珠玉のロードムービー『リアル・ペイン~心の旅~』を2025年1月31日(金)に公開するほか、ティモシー・シャラメが若き日のボブ・ディランを全身全霊で演じた『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』を2月28日(金)に公開予定。設立30周年を迎え、ますます勢いが加速するサーチライト・ピクチャーズは、今後も映画ファンの期待を裏切らない唯一無二の鑑賞体験をお届けします。
また、本作を含むサーチライト・ピクチャーズ代表作6作品の期間限定劇場公開が決定!11月22日(金)から、全国の映画館で順次上映予定となっています。
詳しくはこちら